【元】宴会☆部長のらくがき

ただの落書きです!気にしないで。

クールなビジネススタイル

というわけで、半袖を着て出かけたら思ったよりも外が涼しくて、これは長袖が良いかもと思っても、もはや遅刻寸前で着替えることが出来なかった訳ですが文句あるか!・・・どうでもいい?ですよね。
さてさてノーネクタイだったりノー上着なスタイルの方々を見かける訳ですが、ネット上でも私どもの職場においても話題となっているのは、「職場・仕事先・会議等でどんな格好をすればいいのか?」ってこと。具体的にブランドとか店名を出して紹介してるものもあれば、TPOとかに役職に合わせてどうだとか教えてくれる人もいらっしゃるようですね。見知らぬ人に簡単に教えてもらえる世の中ってのは便利だ。見ていると無難な感じで紹介されているのは、「薄手のジャケットorブレザーにボタンダウンのシャツ」ってのが多いようです。
あまり目立つことは嫌だしTPOをわきまえたいと考えると、無難にジャケットを着たりするでしょうし、もっとも無難なのは今までどおりにスーツにネクタイをすることなので、かなり多数の人達が今までと変わらぬ格好を選択しているのが実状です。まあ、無難な選択かもしれませんが、正確には安易で無思慮な選択と言えるかもしれません、というか言い切りたい。
家に閉じこもってるのであれば、どんな格好をしていようが構わないわけだが、交通機関を利用したり会社に出掛けていくのであれば他人への思いやりをもって行動するのが美しいと感じたりするわけです。混雑した車内で汗だくでスーツを着ている人は美しくない。客先の打合せでネクタイを締めハンカチで汗をふきまくりながら打合せする人は美しくない。
俺とは逆の感性を持つ人は、そもそも客先や仕事場ではネクタイをすべきだし上着を着るのがマナーだと主張する。失礼な格好をするな、という主義を優先すべきだという主張だ。俺からすれば暑苦しい格好をして汗だくな人は不快だが、彼らからすれば涼しげなノーネクタイ、ノー上着が不快なわけです。
ところで、なんでそんなにネクタイだの上着だのを着用することが礼儀なのでしょうか?単なる西洋文化の模倣であって、スーツやネクタイそのものは日本文化ではないでしょ。もちろん、スーツも日本の気候に合うように薄く涼しくなる技術改良がされていてある種立派な日本文化といえるでしょう。イギリスで軽涼スーツなんて売ってないだろうから。
逆に外人視点で見ると、
日本に行くと日本人がスーツで出迎えてくる→こちらもスーツを着よう!
タイに行くとタイ人が半袖シャツで出迎えてくる→こちらはスーツを着ようかな、でも暑いから半袖シャツにしようかな。
と、選択の余地の無い国と選択肢が出てくる国とに分かれてくる。どちらにせよ他国に行く場合はその国の文化に合わせることが多いが、他国の文化を尊重した上で自国のスタイルのまま行く場合もあり、どちらを選ぶかは相手次第だ。この場合ハワイに行ってアロハで出迎えられたからといって、スーツを着やがらねぇとはなんて失礼な連中だ!なんて怒ることはないわけです。場所々々によって適切なスタイルが存在するわけですから、なんでも自国文化に当てはめるのはおかしいわけです。
だから、うちの職場の偉い人も、俺が半袖ボタンダウンシャツにノーネクタイでいても怒らないで下さい。偉い人は爺さんで新陳代謝も活発でなく、冷房が効きまくりの偉い人専用室にこもって上着を着て寒そうにしていながら、「クールビズなど無駄だ!ヤメロ!」なんて言ってるらしいけど、まずは下々の者がいるフロアに来て半日座ってみろ、と言いたい。暑いよマジで。