【元】宴会☆部長のらくがき

ただの落書きです!気にしないで。

=というより≠

京王線の乗降口の上に「京王マナー川柳」というのが貼ってある。やくみつる氏のイラスト付でマナー啓蒙するポスターだ。面白いってほどのものでもないが、これを見て一人でも態度を改めてくれるならありがたいことだ。
今回のテーマ「座席」で選ばれたのは、

すきま+すきま=一人分

という作品で、間を空けずに詰めて座りましょう、ということだ。
この作品を投稿した人にも選んだ人にも文句はない。だが、鉄道会社には文句を言いたくなった。
というのも、一人分が一人分でないというか、京王線に限らず通勤電車の標準的な座席サイズは男性にはやや狭く、7人掛の座席に男性だけで座ろうとすると無理な座り方になったり座れなかったりする。逆に女性7人はややゆったり座っている。以下、俺の脳内平均で勝手に式を組み立ててみる。

平均的な通勤男性七人分>電車の座席七人分>平均的な通勤女性七人分
↓言い換えると
平均的な通勤男性一人分>電車の座席一人分>平均的な通勤女性一人分

女性だけ、もしくは女性+子供の組み合わせで8人座っている場合も結構あるので、乱暴だが以下のように言い切ってみる。

電車の座席七人分=平均的な通勤女性八人分

また、男性だけで座っていると6人で座ると、全員が背中をイスにつけてかつ肩をすぼめずに座ることが出来るので、これまた乱暴に、

電車の座席七人分=平均的な通勤男性六人分

次に、すきま、についてパターン別に考えるなら、
平均的な通勤女性一人が座った時のすきまは、

電車の座席七人分=平均的な通勤女性八人分より、
平均的な通勤女性1人分=電車の座席0.875人分
平均的な通勤女性1人分のすきま=電車の座席0.125人分

平均的な通勤男性一人が座った時ははみ出るので、すきまはマイナスになる。

電車の座席七人分=平均的な通勤男性六人分より、
平均的な通勤男性1人分=−電車の座席1.17人分
平均的な通勤男性1人分のすきま=−電車の座席0.17人分

川柳で言うとおりにすきまを計算すると、

すきま+すきま=一人分

すきま=0.5人分

俺の算出した単位から、0.5人分のすきまを捻出するためには、

男性の場合
0.5÷-0.17≒-3人分。
4人分の座席に3人の男性が座ると、川柳で言うところのすきまが捻出。
すきま+すきま=一人分にするためには、
4人分の座席に3人の男性+4人分の座席に3人の男性=8人分の座席に6人の男性が必要

女性の場合
0.5÷0.125=4人分。
4人分の座席に4人の女性が座ると、川柳で言うところのすきまが捻出。
すきま+すきま=一人分にするためには、
4人分の座席に4人の女性+4人分の座席に4人の女性=8人分の座席に8人の女性

なんだか書いているうちに収拾つかなくなってきたが、結論としては、7人掛のイスがあったら、男性だけで7人座るのは困難なので、男女ミックスして7人座って下さいということ。あと、男が6人座っていたら丁度良いので、一見座れそうでも突っ込んでくるのは止めて下さいということ。付け加えるなら、鉄道会社は一人当りの座席幅をもう少し確保してくれってことだろうか。面倒なのでこの項おわり。