【元】宴会☆部長のらくがき

ただの落書きです!気にしないで。

閑散道路に国費投入の愚

国費で高速料金値下げ、来年度600億円投入(yahoo)

 国土交通省は19日、税金を財源に高速道路の通行料金値下げを行う方針を固めた。総額600億円の関連予算を2005年度予算の概算要求に盛り込む。
 値下げ分の原資を日本道路公団に交付し、利用者に還元する仕組みで、高速道路の値下げのために国費を本格投入するのは初めてとなる。主に地方の高速道路が対象で、利用の促進や一般道路の渋滞緩和が狙いだが、「公団の事業に国費を投入しない」とした政府の閣議決定に反する、との批判が出る可能性もある。これについて国交省は「渋滞緩和で公共の利益につながる。国費は利用者に還元するので、閣議決定の趣旨に反しない」(道路局)と説明している。

南関東に住んでいますので、この辺りの渋滞状況はある程度把握しております。で、この記事でいうところの「地方」とは、「都市」の反対語でなく、「東京などの大都市」の反対語でしょうか。だとすれば、南関東には関係のない話ですか、そうですか。つまり、首都高環状線が毎日飽きもせず渋滞してたり、東名道、中央道、関越道、東北道常磐道、東関道、京葉道etcとの接続部が毎日渋滞してることにも関係ない話ですか、そうですか。
ところで、「渋滞緩和のため」に国費投入は理解できますが、「利用促進のため」は意味が解りません。利用促進って道路公団の営業努力であり客寄せってことですよね。「JR東日本利用促進のため、山の手線を国費で割引き」なんて言ってたらおかしいですよね。それなら、JR貨物に金出して割引させて、トラックの通行量を減らしたほうが、渋滞緩和+交通安全+高速道路減耗の軽減になるのではないだろうか。ようは道路公団に金をぶち込みたいだけちゃうんか?と問い詰めたいところです。ていうか、その600億円を外環道に回してくれないだろうか?